2025/03/16 00:48
こんにちは。深夜1時です。
今日は少し焙煎の話しを
焙煎ってとっても難しいんです。いや、意外とそんなこともないんですが。正直生豆が良いものであれば、茶色になるまで焼けば、大体飲むのに苦労しないくらい、美味しいコーヒー豆焼けます。
ただ、それじゃあ当たり前ですけどだめなんです。
もっと美味しく、せっかくのシングルオリジンだから産地などの特性を表現して、となるととっても難しいです。僅かな焙煎工程の違いが味の違いにつながります。
すごく微妙な違いのために、大変な苦労をします。
それはコーヒー豆を育てて、私の下へ運ぶという行程に携わってくださったみなさまへの敬意、買っていただくお客様への誠意、それと自分自身の探究心からですね。
私はArtisanというソフトで焙煎時の温度上昇などのデータをとっています。
今、焼いたコーヒーを飲みながら、そのデータとにらめっこして、次はここを変えてみようとか考えてます。
このことを記しておこうと思い休憩がてらこうして書いているのですが。
自分の焼いたコーヒー、これはめっちゃ美味いなぁと思うこともあれば、まだまだ全然美味しく焼けそうだなぁとも思います。
美味しいと思うものは、そのデータ通りに次も合わせながら焼くので、まだ楽なんですが、変えてみようと思った時は大変です。
焙煎の時に操作できるものって極端な話し、火力くらいしかないんですよね。火力をどのタイミングで変えるか。
そして、改善したと思った火力操作をしても結果的にはもっと悪くなったりすることもしばしばです。
もう、なんでなんだ!!!って投げ出したくもなりますね。
そんなことを繰り返しながら、皆様のもとへコーヒーを届けています。
だからこそ、お客様から、美味しかったよ!って言ってもらえたり、再び買ってもらったりっていうことがとっても嬉しいのです。
もっともっとそんな風に言ってもらえるように、今日もあと少しだけがんばります。
押忍よろしくお願いします